■構造について
最も重要な部分なので、
規模、構造種別、コストに関わらず、パートナーの構造家に構造の解析を委託しています。
札幌で赤レンガや札幌軟石の倉庫などを見て育ったこともあり、
構造だけで建築が成立することを夢見ていますが、
住宅の場合、熱的な問題がありますし、
また、外部に対しては継続的な面で構成し、内部を線材でオープンにつくるという理想を追求しているため、
型枠ブロック二重壁空気断熱構造や、
独立後に取り組んでいます、鉄や木の線材と、石、レンガ、ブロックなどの面材を掛け合わせてつくる、
「線と面の家」に傾倒しています。
コスト的には、建築の規模や諸条件により上下しますが、
通常の住宅の場合、型枠ブロック二重壁空気断熱の場合、内壁芯計算で、坪75〜85万
ブロック補強木造、ブロック補強鉄骨造、石補強鉄骨造の場合、坪65〜85万
型枠ブロック壁構造+珪藻土仕上げ(内外)の場合、坪70〜80万
補強コンクリートブロック造+珪藻土仕上げ(内外)の場合、坪65〜75万位です。
木造の場合でも、主構造が燃えてしまうことに疑問を感じますので、
石、煉瓦、ブロック、土、RCなどの耐火の壁で、
木部をサポートするような工法をご提案したいと考えています。
また、木の美しさは線の美しさだと思いますので、ボードなどを簡単に貼って仕上げるのではなく、
柱、梁の線のピッチを密にして、壁や床を構成するような木造を共有していただけるクライアントと
お会いできることを夢見ています。
現在、鎌倉で計画中の木造ラーメンの住宅では、吉野のヒノキを直接山から購入することで、
300角のヒノキの柱と梁の構成の建築を坪単価65〜70万位での成立を目指しています。
どのような構造、工法でも、クライアントからお預かりしたお金が、表面的なものに使われるのではなく、
本質的な強度や、美しさに使われた、コストパフォーマンスの高い建築を目指しています。