練馬区S邸「床の厚い家」・・・スチール×抗火石
  

練馬区S邸「床の厚い家」(2004.02.〜)
■用途  :専用住宅
■所在地 :東京都練馬区(または目黒区)
■規模  :地下1階地上2階
■主体構造:抗火石補強鉄骨造
■敷地面積:39.97平米
■建築面積:19.20平米
■延床面積:57.60平米(地階容積緩和部を含む。)
□建築設計:田中 哲/AIRアーキテクツ建築事務所
□構造設計:名和研二/なわけんジム
□施工  :-

敷地12坪、建蔽率50%、容積率100%という
過酷な条件の中で計画された小さな住宅です。
北側には幅員12mの大きな通りがあり、
唯一残された高さ方向の自由を利用し、床のオーダーを厚くしていくことで、
狭小住宅の新たな暮らし方を提案しています。
また、内壁、外壁を兼ねて、
抗火石という断熱性能の良い石をスチールをガイドにして積上げる予定です。
抗火石は、とても高価な材料ですが、
外部仕上げ、断熱材、内部仕上げをひとつの材料で実現できるので、
工程、人工を減らし、
そのコストを質感のある無垢の材に置き換えていこうと考えています。
この計画は、現在、クライアントの御事情で、
目黒で新たな敷地を探しているため、実現はまだ先になります。
とても小さな住宅ですが、
規模や広さなどの数字では表すことができない、
クライアントと私たち、協力していただいている石材メーカー、石工の方の
夢や意志が凝縮された結晶のような建築を創りたいと考えています。
     
     
     

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